5 May 2017
ここ数年ダイエット効果や含まれるビタミン、ミネラルが豊富で注目を集めているナッツですが、ナッツのプラスの面だけがクローズアップされがちです。しかし、ナッツの脂肪の成分や含有量、そしてナッツに付着するカビ毒をご存知でしょうか。ここではナッツのマイナス面を考察してみたいと思います。
・ナッツに含まれる脂肪分について
・輸入のナッツは表面にカビ毒が付着している
ナッツに含まれる脂肪分について
ナッツの中でもくるみはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、オメガ3脂肪酸の主成分DHA(ドコサヘキサエン酸)はアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー症状を緩和させる働きがあるとされています。テレビやインターネットでもその効果は報告されていますね。
しかし!です。よく調べてみるとわかりますが、くるみにはオメガ6脂肪酸も大量に含まれています。
オメガ3脂肪酸は消炎効果がありアレルギーを抑制する働きがあるのですが、オメガ6脂肪酸はその逆の働きをし、炎症を促進させてアレルギーを悪化させることがわかっているようです。
したがって、くるみにはアレルギーの視点から見ると”プラスの面とマイナスの面両方をもっている食材”といえるでしょう。
そしてくるみの脂肪酸の含有量を調べてみますと、100gあたりオメガ3脂肪酸は約9g、オメガ6脂肪酸は約41gとなっていました。
オメガ3とオメガ6の理想的な摂取比率は1:1~1:4程度とされていますので、比率でいうとオメガ6脂肪酸過多といえると思います。
アレルギー体質の人、アトピー、喘息のある人は食べる量は少なめがよいでしょう。
そして、なによりもナッツ類は脂肪含有量は100g中60%程度となっていますので、脂肪の比率が非常に高い食材です。ダイエット効果があると言われているそうですが、食べすぎには要注意と言えそうです。
輸入のナッツは表面にカビ毒が付着している
日本で販売されているナッツはほとんどが輸入品です。日本産のナッツは私が見たことがあるのは唯一、千葉県産のピーナッツしかありません。輸入品のナッツには厄介なものがくっついて輸入されます。それが、アフラトキシンというカビ毒です。
この物質は天然のカビ毒で強い発がん性があることがわかっているそうです。食品衛生法で基準値が設けられていて、これを超えるものは違反となるそうです。ここで注意してほしいのは、基準値以下であるから安全というわけではないということです。
わたしはミックスナッツが大好きでよく食べていたのですが、毛髪検査でアフラトキシンが体内に蓄積されていることが判明しました。それ以来ミックスナッツはまったく食べていません。
自分の体が何に対してアレルギーを起こしているのか、また消化できずに溜まっているのか。そして不足している栄養素は?最近疲れやすいのは何故?このような事が気になっている人も多いのではないでしょうか。これらの内容を調べる手段があります。それが毛髪検査です。
食物は必ずプラスの働きとマイナスの働きを持っていると私は思います。そして、その両面は人それぞれに生まれ持った体質で影響が変わってくるものだ思いますので、みなさんも血液検査、毛髪検査、スクラッチテストなどで自分の体の性質を科学的に検査して知っておきましょう。そして食材のマイナスの面にも視野を広げて観察するようにしてみてください。そうすることできっと自分にあった食材を見極める力が身につくと思います。そして元気な体を手に入れて行きましょう。
油とアレルギーの関係をわかりやすく説明している書籍です。食材ごとに細かな分析とアドバイスが書いてあり、アレルギーの方必見の一冊です。
メールマガジンにご登録いただくと、アレルギーや予防医学、ファスティングに関する情報を受け取ることが出来ます。ご登録はこちら↓
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。