25 Oct 2017
アレルギーを起こしている人がもっているアレルギーの原因となる食材は、大豆、小麦、乳、卵白(鶏卵)が代表的なものだと思います。これらの食材はその単体に気をつけることも大切ですが、いろいろな加工食品にも含まれています。アレルギーを持っている人がアレルギーを起こす食材はできるだけ避けて通るのがアレルギー症状を抑える近道です。今日は加工食品に含まれるアレルゲンについて考察してみたいと思います。
加工食品って何だろう?
加工食品に含まれる意外なアレルゲン
加工食品ってなんだろう?
現代の食品は加工食品が多く、またそれらはとても便利で安価なためついつい購入して食べてしまいます。加工食品とは簡単に言うと”スーパーに並んで売っている工場で作られたパッケージに入った食べ物”と言うことができます。それって全部そうじゃないの?と思うかもしれませんがその通りで現代人の食事はほとんどが加工食品で何らかの手を加えてパッケージングされています。
たとえばソーセージ。豚肉をミンチにして、いろんな添加物を入れて成型しやすくする為に乳化剤、日持ちするように防腐剤、色が綺麗に見えるように発色剤、コスト抑える為にいろんな混ぜ物をいれて加工を施します。
このいろいろな添加物がくせもので、アレルギー体質の方はなるべく加工食品は摂取しないほうが賢明ですし、アレルゲンが特定できているのであればなるべくその食材が含まれていない、添加物の少ないものを選びましょう。
加工食品に含まれる意外なアレルゲン
自分がアレルギーを起こす食材、アレルゲンを特定できている場合は、その食材を避けるのが症状緩和につながります。それらをなるべく食べないようにするのですが、これが現実問題なかなか難しいのです。加工食品には意外なものが混ぜてあるものが多いので、原材料表示をチェックして買う癖をつけるようにしましょう。
小麦にアレルギーがある場合気をつけるべき意外な食材
・醤油
醤油の主原材料は大豆ですが、醤油には小麦が含まれています。ご存じない方が多いのですが、私もアレルギー専門医から知らされてはじめて知りました。醤油の原材料を確認すると確かに小麦と書いてあります。重度の小麦アレルギーのある方は醤油も小麦の含まれていないものを選んだほうがいいと思います。小麦を使うと”うまみとかおり”を出すことができるそうです。小麦を含まない醤油はたくさん商品化されていますので、それを使うことで回避できそうです。
・カレー、シチュー、ブイヨン、コンソメ
カレー粉、シチューの素、ブイヨン、コンソメキューブなどには小麦が含まれていますので注意が必要です。さすがに小麦不使用のカレーはないだろうと思って検索してみましたが、、、ありました!
早速買ってみましたので、後日食べてみた感想を報告したいと思います。ただし、香辛料がいろいろと入ってるカレーは慎重に試してください。最初は少量食べてみて、48時間は体の様子をみてみましょう。かゆみなどが出たらそれ以上食べない方が良いと思います。
大豆にアレルギーがある場合気をつけるべき意外な食材
・缶詰、ツナ缶、魚のオイル漬け
缶詰類はオイル漬けの場合は大豆油を使っている場合もあります。植物油脂としか表記がなくても、大豆油の可能性があるので避けたほうが無難。
・もやし
通常もやしは大豆もやしをいいます。当然ですが大豆ですのでNGです。
・干し芋、ドライフルーツ、ナッツ類
干し芋は干すときの網に大豆油を塗るそうです。微量の付着だと思いますが重度の大豆アレルギーの方は避けましょう。ドライフルーツはパッケージの中で引っ付かない様に植物油脂を混ぜてある場合があります。ナッツ類もローストするときに植物油脂を使います。ドライフルーツはノンオイルのもの、ナッツも植物油脂を使わないロースト製法のものを選びましょう。
・スナック菓子、インスタント食品、マヨネーズ
スナック菓子はほとんどが植物油脂で揚げています。インスタントラーメンはノンフライのものを選びましょう。マヨネーズは植物油脂と生卵を混ぜたものです。アレルギー体質の人はできるだけ避けたほうがよい食材です。
・醤油、おせんべい
醤油は大豆が原料ですのでNG。おせんべいも醤油が塗ってあるもの、揚げているものは大豆を含みます。
卵にアレルギーがある場合気をつけるべき意外な食材
・アイスクリーム
アイスクリームは乳、砂糖、卵で出来ていますので卵アレルギーの人は避けましょう。唯一卵が入っていないアイスクリームはレディボーデンです。
・ちくわ、かまぼこ、はんぺん
練り物はほとんど卵白が入ってます。
・マヨネーズ
植物油脂と卵が原材料。植物油脂はオメガ6系の分類で、体内でアラキドン酸に変化し、これがアレルギーを誘発します。卵にアレルギーがある場合はマヨネーズは絶対に口にしない方が良いでしょう。
・パン、クッキー、どら焼き、スイートポテト
パン、クッキー、どらやきなどは全て”小麦粉、砂糖、卵、油”が原材料で共通です。見た目は違いますが同じ食品と言うことが出来ます。パンの中で唯一、バゲットだけは小麦粉と塩のみで作られています。スイートポテトは照りを出すために卵を塗ってありますので要注意ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように、いろいろなものが混ぜてあるのがわかると思います。おいしくする為、長持ちさせる為、見た目を良くする為の工夫ですが、加工食品は必ず原材料名を確認して購入することでアレルゲンを摂取することを避けることができます。原材料を確認して極力避けてアレルゲンの摂取を回避していきましょう。
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