東洋医学でのアレルギーの考え方 食事でアレルギーを緩和させる方法とアレルギーの原因

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アレルギーって何でしょうか。ネットで検索すると次のように書いてあります。

免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こることをいう。免疫反応は、外来の異物(抗原)を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能である。

wikipedia

西洋医学ではアトピー性皮膚炎は皮膚の病気、喘息は肺や気管支の病気、大腸性潰瘍、クローン病などは腸の病気と考えますが、東洋医学では体全体の総合的疾患と考えます。つまり、ある部分だけが原因で起こるのではなくアトピー、喘息、結膜炎、花粉症などは全て原因はひとつであると捉えるのです。

ここではアレルギーが各器官で起こる病気ではなく、体から異物を排泄する作用がアレルギー疾患だという考え方のお話しをしていきます。

西洋医学と東洋医学の違い

皮膚科に行くと湿疹が皮膚に出たら塗り薬、ステロイド軟膏などを塗って症状を抑えるのが通常の方法だと思います。ステロイド軟膏を塗れば湿疹は一時的に治まります。しかし、湿疹が出た根本的な原因を取り除いていないので、また湿疹ができます。また塗り薬を塗りますが一時的に治ったように見えても、また湿疹はできます。

例えるなら、火が燃えてるところにガソリンを供給しながら水をかけて消化しようとしているのと同じことなのです。

火が燃えている原因、即ち湿疹が出ている原因を取り除かなければいつまでも治りません。

西洋医学は出ている症状を抑える対症療法が基本になっていて、各器官の病気として扱い治療する傾向がありますが東洋医学では体全体の問題として捕らえます。即ち各器官固有の病気ではなく、「体が全体的に調子が狂っていますよ」「その原因を取り除きましょう」ということです。

各器官の病気として捕らえて、それを対症療法で直すのが西洋医学、体全体から見て根本原因を取り除くのが東洋医学です。

先日新聞記事で”花粉症の画期的な治療法が確立された”と書いてあったので読んでみると、、、
なんと鼻の中の花粉を感じ取る神経をレーザーで焼ききってしまうと症状が出なくなります。これで花粉症には無縁となります。と書いてありました。

せっかく身体に備わっているセンサーを殺してしまって、何も感じなくさせただけですね。これは花粉症が治ったのではなく、「花粉を感じなくするようにした」だけです。これが西洋医学的な発想ですね。

わたしは皮膚科に30年以上通っています。しかし湿疹(アトピー性皮膚炎)は未だに完治しません。
今から10年ほど前に娘が生まれてから、娘の食物アレルギーをきっかけに「食」の勉強を始めました。「食」の大切さを知り、「食」の恐さを思い知りました。

自分の食べてきたものが如何に悪いものかを思い知ることなり、食事を見直すきっかけになりました。自分の体調不良やアレルギー症状が食べているものが原因だと少しずつ理解できるようになって行ってのです。

食事を改善したり、断食を実践したり、検査を受けたりと試行錯誤しながら勉強しては実践して自分の体で試してみたのです。
そしたら薬では良くならなかった慢性疲労やアレルギー、アトピーがだんだん良くなってきました。完治ではありませんが症状がかなり改善していってるのを感じます。

もちろん今も薬(塗り薬や飲み薬)の力も借りています。大切なことは西洋医学だけに頼っていては良くなっていかないということだと思います。西洋医学が悪いというのではなく、西洋医学の力を借りながらも、東洋医学を知り実践することが大切だと思うのです。

東洋医学は民間療法に属する風潮がありますが、決して馬鹿にするようなものではありません。断食を揶揄するような記事もありますが断食は効果があります。方法さえ間違わなければ間違いなく身体のデトックス効果がありアレルギー症状も治まると思いますし、というか私は症状が軽快しました。

食べるものが原因

とにかく現代人は余計なものを身体に入れすぎていて、体に溜まっている、解毒しきれないからアレルギー症状で体外に排泄しようとしているのです。

言い換えると、添加物を食べすぎているし、自分の身体に合わないものを身体にいいと思って食べ過ぎているのだと思います。

私の場合は添加物はグルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等)、食物では鶏卵、鶏肉、小麦(グルテン)が溜まっていました。自分の身体にたまっているかどうかは毛髪検査で知ることができます。

これらの物を避ける(食べない生活)をはじめてから1年が経過がしました。身体は疲れにくくなり、睡眠時間も少なめで大丈夫になり、怒りっぽかった性格もイライラも減りました。風邪も引きにくくなり、引いても軽い症状で終わります。

まずは自分の身体の不調の原因を知ることが大切です。自分の身体が不得意な食物を見つけてそれを食べないようにしましょう。毛髪検査は値段がかかりますので、お金をかけれない方はまずは添加物満載の食べ物を避けてみてください。例えば次のようなものです。

・コンビニおにぎり、コンビニ弁当
・カップラーメン
・菓子パン・惣菜パン
・スナック菓子
・チェーン店での外食

自分の身体が不得意なものを見つける方法

毛髪検査を受けるのが一番手っ取り早いのですが、時間もお金もかかります。(約2万5千円、3ヶ月ほど)
そんなにお金をかける気もない!という方はひとつずつ食材を2週間抜いて見ましょう。食物日誌のススメという記事で詳しく書いていますが、食物日誌をつけることで自分の身体に合わない食材が浮かび上がってきます。

ある食材1つだけを集中的に2週間全く食べにようにするのです。の食材が身体にあっていなければ2週間の間に見る見る元気になります。合っている食材であれば何も変わりません。

「大豆」(豆腐、味噌汁、納豆)、次は小麦(パン、パスタ、うどん、ラーメン)、次は「米」、次は「鶏卵」(ケーキ類、クッキーなどにも注意)というように順番に抜いてみると、身体が反応する食材がきっとあるはずです。

環境が原因

アレルギー症状、不快症状は環境要因も大きいです。たとえば次のようなものです。

・PM2.5
・ハウスダスト
・花粉
・職場環境(粉を扱う、薬品を扱う、金属加工、ゴムを扱う)
・黄砂
・排ガス
・芝生、雑草、干し草

環境は自分で防衛するしかありません。ずばりマスクしかないでしょう。コンタクトをするひとはなるべくめがねで外出するなどもひとつの方法です。

まとめ

西洋医学の対症療法だけでは症状が一時的に治まっても根本原因を取り除かない限り治りません。東洋医学の考え、捉え方を知っているだけでずいぶんと気持ちも楽になり、身体の調子を整えやすくなることでしょう。東洋医学には食事療法の他、身体のゆがみやそれを矯正する体操などもありますので、ググってみてください。

みなさんも食事を深く知ることで人生が軽くなると思いますので少しずつ実践してみてはいかがでしょうか。

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