5 Oct 2017
毎年花粉の季節になると、体がだるい、鼻水、くしゃみが止まらない方は多いと思います。花粉症の人はマスクをつけたり、なるべく外出を控えたりして防御をしている人が多いのですが、果物に気をつけている人はほとんどいないでしょう。花粉にアレルギー反応を示す人は果物にもアレルギーを示す場合があります。花粉症を持っている方は果物にも注意が必要です。
では、どんな花粉と果物が関係があるのか見ていきましょう。
スギ花粉 :メロン、リンゴ、キウイ
カバノキ科花粉 :リンゴ、サクランボ、梨、桃、プラム、キウイ
ヨモギ科花粉 :メロン、スイカ、リンゴ
芝花粉 :メロン、スイカ、オレンジ、サクランボ
ブタクサ花粉 :メロン、バナナ
このように、花粉と果物はアレルゲンとして密接な関係にあり、これは「分子構造が似ている同じ科に属する」別のものにも反応するということです。これを交差反応といいます。
交差反応は花粉と果物だけではなく、イネ科ならイネ科全体をひとつのくくりとして捉える必要があります。例えば小麦にアレルギーを持っている人は同じイネ科の米アレルギーも疑ってみる必要があるということです。
自分の花粉症の種類を把握した上で、さらに上記の果物にも気をつけて体の反応を見てみる必要があります。
花粉は春だけだと思っている方も多いのですが、実は1年中いろいろな花粉が飛散しています。スギ花粉、ヒノキ花粉は2月~5月ごろですが、カバノキは北海道、東北地方のみ4月~5月、ブタクサ花粉は秋の9月~11月、イネ科はほぼ1年中飛散しています。(花粉カレンダーリンク)
何の花粉症なのかを検査で調べ、花粉飛散の時期と果物の関係を理解して、上手に花粉症対策をしていきましょう。
メールマガジンをご登録いただくと、アレルギーや予防医学、ファスティングに関する情報を受け取ることが出来ます。ご登録はこちら↓
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。