辛いアトピーは治らないのか!? 私が実践したアトピー性皮膚炎改善の3ステップ 食物日誌のススメ

Pocket

私は高校生のときにアトピーを発症してから、現在までアトピー性皮膚炎に長年悩んできました。そして医者からは生まれ持った体質だから治らないからうまく付き合っていくしかないと言われ、40歳台半ばまでステロイド軟膏と保湿剤でごまかしながらすごしてきました。
長年悩まされてきたアトピーですが、ここ半年間、ある方法の実践でみるみる肌の色が良くなり、よく眠れ、疲れにくい体力のある体質に変わってきました。その方法を今日はご紹介しましょう。

実践した方法をステップに分けると3段階に分かれます。それが次の3ステップです。

1、血液検査(igE抗体検査)を受けて自分のアレルゲン物質の特定
2、毛髪検査を受けてさらに自分の体のアレルゲン物質を特定して絞り込む
3、食物日誌を付けて2週間ごとに一つづつ食物を抜いてからだの反応を見る

 

アトピー性皮膚炎にはじまるアレルギー反応は自分の体が不得意とする物質(食べ物や埃、ダニ、花粉など)が体に入ってきたときにアレルギー反応を起こして体の外に排泄しようとする反応です。
よって”自分の体が苦手なものは体に入れない”これにつきます。この3ステップで体が過敏に反応する食べ物、即ちアトピーの原因となっている食べ物を私は見極めることができました。そしてそれを排除したところ、みるみる改善していったのです。

1、血液検査を受ける

皮膚科を受診して血液検査でigE抗体検査をしてほしいと言えば簡単に自分のアレルゲン物質が調べられます。現在200項目ほど調べられるそうです。下記の記事でも詳しく紹介しています。

血液検査で自分のアレルゲンを見つけたらその食べ物は出来るだけ避けるようにしましょう。しかし!です。ここが大切なのですが、igE抗体が高いからと言って必ずその食べ物にアレルギー反応を起こすとは限らないということです。あくまで目安と考えましょう。

2、毛髪検査を受ける

しまテストジャパンという会社で毛髪検査を受けることが出来ます。毛髪検査は髪の毛を数センチ切り取って送るだけで、自分の体の中に消化しきれずに溜まっている食べ物や物質を特定することが出来ます。

3、食物日誌をつける

食物日誌というものがあります。毎日自分が食べたものを全部書き出すことを言うのですが、これがアトピーを改善する、アトピーの原因となっている食べ物を探し出す大切な、そして地道な作業となります。これは大変な作業ですが、長年治らなかったアトピーが半年で改善してきました。

上の写真が私が付けた食物日誌の一部です。毎日、食品ごとにわけて記入していきます。小麦、とうもろこし、乳製品、卵、魚介類、豆類、穀類(米)、野菜、肉類・・・など。そして一番右の欄に肌の状態を1~5の5段階で記入していきます。
私は毛髪検査で小麦と鶏肉、鶏卵が溜まっているとの結果でしたので、中レベルの代謝不良の小麦はわずかしか食べず、高レベルの代謝不良の鶏卵と鶏肉は完全除去していました。

除去生活をはじめてしばらくは調子が良くなっていきましたが、停滞期が訪れそれ以上良くならなくなり、またかゆみや肌のがさがさが戻ってきてしまいました。そしてしまテストジャパンのアドバイザーからアドバイスを受けて、ひとつの食材を集中的に2週間除去してみてくださいと教えていただき、ひとつひとつ除去した生活を食物日誌をつけながら始めました。

・第一段階(大豆)
大豆は血液検査でも、毛髪検査でも陰性でしたが試しに2週間完全除去しました。味噌汁、とうふ、納豆。みんな毎日のように食べていた食材ですから、もし大豆がアトピーの原因なら完全にやめてしまえばよくなっていくはずです。
結果は”白”でした。肌の調子も体調もまったく変わらず。

・第二段階(米)
次の2週間は米をやめることにしました。しかし米を完全にやめるのはかなり辛い作業で、米を食べないのは満腹感がなかなか得られないものだと痛感する結果となり、2日間の完全除去で挫折。仕方なく昼のお弁当のおにぎり一食のみにしてみました。それまでは一日にお茶碗4杯は食べていたので1/4の量です。2週間実施した結果、驚くことにみるみる肌の調子、体調ともによくなっていきました。


上の写真が米除去を実施したときの食物日誌です。
米は血液検査も毛髪検査も陰性でしたので、まさか!と思いました。毎日何気なく当たり前に食べていた米にアレルギーの原因があったとは、本当に信じられない気持ちでした。

そして米の銘柄についてもアドバイザーから聞いていたので、コシヒカリ系からササニシキ系に変更。それまで肌の調子が2.5~4の間をうろうろしていたのが、毎日4か4.5しか付かなくなったのです。
コシヒカリ系はアレルギー反応を起こしやすい米でササニシキに変更するだけで治る米アレルギーの方はよくいるそうです。
しかしササニシキはなかなか手に入りにくくスーパーには売っていません。価格も高めですがアトピーがよくなる事には変えられません。わたしはアマゾンで購入しています。

ササニシキ(Amazon)

この結果から読み取れるのは”検査結果が全てではない”ということです。米は血液検査、毛髪検査共に陰性の結果でしたから。
これは私の予想ですが、小麦は毛髪検査で中レベルのアレルギーを起こしている結果だったので、同じイネ科の米に交差反応を起こしているのではないでしょうか。私の体はどうやらイネ科の食べ物には消化能力が対応できないことがわかってきました。

如何でしたでしょうか?地道な時間のかかる作業ですが、アトピーが治らず、原因がわからないで悩んでいる方、お子さんのアトピーで困っているお母さん。食物日誌を試してみては如何でしょうか。そして出来れば専門医からアドバイスを受けながら実施するのが安全でよいと思います。
それから、注意事項として完全除去したあとにその食材を再び食べると以前より強く反応が出るようです。わたしは外食でハンバーグを食べたとき、翌日異常に痒くなりました。おそらくつなぎに使われている卵に反応したのだと思います。

自分が何に対して弱いのか、実践で反応を見るのが一番わかりやすく確実だと言えそうですね。みなさまの参考になれば幸いです。

メールマガジンをご登録いただくと、アレルギーや予防医学、ファスティングに関する情報を受け取ることが出来ます。ご登録はこちら↓

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

スポンサードリンク




%d人のブロガーが「いいね」をつけました。