スポーツドリンクの落とし穴 子供のアトピー性皮膚炎悪化の要因

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スポーツをする子供達の体を気遣って運動中の水分補給にスポーツドリンクを用意するお母さんは多いと思います。

激しい運動をすると汗をかき、ナトリウムなどの微量栄養素が失われるのでスポーツドリンクで補給するのが常識のように思っているお母さん、またコーチ達も多いのが実情です。

わたしもバスケットボールのコーチを数年間した経験がありますのでわかりますが、スポーツドリンクを持参している子供もたくさんいます。そして数時間の練習の間に1リットルものスポーツドリンクを飲み干してしまいます。

 

・スポーツドリンクの主成分は砂糖

砂糖の弊害

 

スポーツドリンクの主成分は砂糖

まずスポーツドリンクの原材料表示を見てみてください。最初に”ぶどう糖果糖液糖”書いてある場合があります。これは”一番多く使われている材料が砂糖です”という意味です。正確には砂糖きびからとったものではなく、トウモロコシのでんぷんを科学的に分解してぶどう糖の液にします。(以下便宜上砂糖と表記)

JAS法によると原材料は、原材料に占める重量の割合の多いものから順に、その最も一般的な名称をもって記載すること。とあります。よって、ぶどう糖果糖液糖と最初に書かれていれば、一番多く使われているものが砂糖というですね。スポーツドリンクの主成分は簡単に言うと砂糖水ということになるでしょう。少し乱暴な言い方をすれば”砂糖水にビタミンやミネラルを混ぜた飲み物”です。

こう考えると少し恐くなりませんか?砂糖の過剰摂取が体に良くないことはみなさんよく耳にする内容ですね。では具体的にはどういう弊害があるのでしょうか。

砂糖の弊害

・砂糖の弊害①ビタミンB1を消費する

精製された白砂糖はビタミンを含まないので、分解するときに体内のビタミンB1を消費します。せっかくの体内にあるビタミンを砂糖の分解のために使ってしまうのです。

 

・砂糖の弊害②カルシウムを奪う

精製された白砂糖は酸性食品ですので体内に入ると中和するために骨からカルシウムを奪い中和しますます。甘いものが骨を弱くする原因は体内のカルシウム貯蔵庫”骨”からカルシウムを奪っていくからです。

 

・砂糖の弊害③アトピー性皮膚炎を悪化させる

砂糖のとりすぎはアトピー性皮膚炎を悪化させます。ジュース、炭酸飲料、コーラ、スポーツドリンクは大量の砂糖が入っているのでアトピー体質の人はまず砂糖が使われた飲み物をなるべく摂らないことを心がけることで、症状はずいぶん回復するはずです。ちなみに100%オレンジジュースや野菜ジュースも糖分が多いのでNG。

え?ビタミンがたくさん入ってるから健康にいいんじゃないの?

と思った方は残念ですが半分正解で半分不正解です。100%オレンジジュース、野菜ジュースは”濃縮果汁還元”と書かれているものがほとんど。

これは原材料の果物、野菜を一度煮てペースト状にしたものを水で戻すのです。ですから濃縮果汁を還元したものという意味ですね。lこの一度煮てペースト状にした段階でビタミンは熱によって数値がさがる成分もあります。風味が奪われるので香料なども添加するのですね。甘いものはアトピーの大敵です。甘いお菓子、チョコレートなどには気を使っていてもスポーツドリンク、ジュースなどは意外と気にしてないなお母さんも多いのではないでしょうか。

 

・砂糖の弊害④腸内環境の悪化

砂糖の過剰摂取は腸内環境を悪化させ、ガスを発生させます。腸壁を傷つけ未消化物の体内への吸収を誘発してアレルギーを引き起こします。サツマイモを食べるとおならが出るのはサツマイモに糖分が多いからです。

甘いものはほどほどに。

まとめ

激しいスポーツをする子供の飲み物は水が一番です。しかし汗を大量にかくので多少の糖分とビタミン。ミネラルの補給は必要だと思います。スポーツドリンクは3倍程度に薄めて飲むのが良いでしょう。

普段から原材料表示をよく見て、飲み物には気を付けましょう。

心当たりがある方は1か月ほど砂糖を控えた食生活をしてください。きっとお肌の調子が良くなり、イライラも減ってくるはずです。

自分のためにも、自分たちの子供の健康な発育のためにも食品の原材料には気を付けて購入してください。

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